2018年6月定例会 議員派遣(海外視察)反対討論
市民派改革ネットを代表し、ただいま議題となっています議員派遣のうち、海外行政視察について、反対の立場で討論いたします。
昨年、香川県議会議員の海外視察に、全国的な批判が集まりました。市民・県民の税金を使っての海外視察に、これまで一貫して反対してきた立場としては、やっぱりそうかという落胆しかありませんでした。
これを受けてか、今回の高松市議会議員の海外行政視察の予算は、1人当たり約30万円と、例年の半分の予算措置となっています。
しかし、問題なのは、金額の多い少ないではありません。どのような目的で、どうして、この時期でなければならないのかという説明が不十分です。
最低限の説明責任も果たせないのは、4年間の任期に一度は海外に行けるからと、軽い気持ちで考えているからではないでしょうか。
今回の視察は7月5日から11日、6名の議員が台湾へ行くものです。基隆市と本市とは、昨年、交流協定を締結しています。2015年、香川県観光協会の仲介により、基隆市との交流に向けた検討を開始し、2017年5月、基隆市公式訪問団が本市を訪れ、交流協定を締結
2018年6月定例会 趣旨弁明
意見書本文はこちらから→http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shigikai/kaigi/gian_giketsu/iken8.html 議員提出議案第8号主要農作物種子法廃止に際し、日本の種子保全の施策を求める意見書について、提出者を代表して、趣旨弁明をいたします。
主要農作物種子法、以下、種子法は、1952年に制定されました。安定的に優良な品種の米・大麦・裸麦・小麦及び大豆の種子の生産を行うため、国・都道府県の責任を規定したものです。
わずか8条から成る法律ですが、主要農作物種子制度運用基本要綱などによって細かく運用が決められており、優良な品種の開発や、種子が足りなくなることのないように種子計画を策定し、長年にわたって優良な品種を農家に提供してきました。
この法律によって、たとえ寒冷地であっても、その土地の気候に合った、おいしく、冷害に強い品種が開発され、安価で提供することができ、地域の農業を支え、ひいては日本の食料生産を支えてきました。日本全国で300種以上の米の多様性も保持し
2018年6月定例会 一般質問
【太田】 大項目1は、ヤングケアラーについてお伺いをいたします。
勉強や仕事をしながら、病気や障害などを持つ両親や祖父母・兄弟など、家族の介護・ケアを行っている若者たちのことをヤングケアラーと呼びます。ここでは、特に、小中高校生、学校に通いながら家族のケアをしている子供たちについて取り上げます。
ことし1月に、「ヤングケアラーについて知ろう~自治体における調査から見えるケアを担う子どもたち」という講座を受講する機会がありました。
そこで、講師の国際基督教大学ジェンダー研究センター松崎実穂さんのお話を聞くうちに、私自身がヤングケアラーだったことに気づきました。母は四肢不自由の身体障害者で、物心ついたときから、着がえを手伝ったり、靴の着脱の補助をしたりしていましたが、それが特別なこととは思ったことがありませんでした。
関東学院大学青木由美恵教授が、2018年4月の認知症ケア研究誌に寄稿されている論文によれば、ヤングケアラー、特に小中学生の場合は、自分の家庭しか知らず、家族のケアをするのは当然のことと思い、特に助けを求めないことが多いと
2018年6月定例会 議案質疑
【太田】 市民派改革ネットを代表して、今定例会に提出されている議案について質疑を行います。
初めに、議案第70号平成30年度高松市一般会計補正予算(第1号)中、ユニバーサルデザイン推進費1,643万5,000円についてです。
これは、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、高松市が共生社会ホストタウンに登録されたことから、ユニバーサルデザインのまちづくり推進のために計上された予算です。
事業の主な内容は、ユニバーサルデザインマップや啓発映像、ピクトグラムシールの作成費用です。啓発映像は、小学生を対象にしたものと伺っていますが、現在、剥がれや傷みがある点字ブロックや道路の凹凸、大型車椅子が乗車できないバスなど、これまで市民から声が上がっているにもかかわらず、対応できていないバリアフリー・ユニバーサルデザインの課題についてはどのように考えているのか、市としての考えをお聞かせください。
本市と同様に、共生社会ホストタウンに登録された他都市の事例を見ていると、飲食店における点字メニューの作成や、市民公募したユニバーサルモニターとともに、