2016年3月定例会 討論
市民派改革ネットを代表して討論を行います。
議案第1号平成28年度高松市一般会計予算、議案第15号平成27年度高松市一般会計補正予算(第5号)、議案第26号高松市長等の給料その他給与支給条例の一部改正について、議案第27号高松市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について反対討論を、陳情第3号・第4号・第5号について賛成討論を行います。
まず、平成28年度高松市一般会計予算中、屋島山上交通アクセス向上対策費3,500万円について、これは現在、屋島ドライブウエイを経営している民間会社にドライブウエイの無料化実証実験事業を委託するものです。
ドライブウエイの通行は無料になりますが、山上で駐車場料金を徴収する計画案もあり、通行量はふえても、山上駐車場が有料であることで、そのままUターンする車が続出することも考えられます。そして、無料化実証実験期間中の自動車通行料金と山上駐車場料金の差額は、高松市の税金によって穴埋めされます。観光客は、真に魅力のある観光地であればお金を払ってでも行きたいと思うはずです。
また、瀬戸内海国
2016年3月定例会 臨時福祉給付金事業費について 反対討論
議案第14号臨時福祉給付金事業費13億8,120万7,000円について、会派を代表して反対討論をいたします。
初めに申し述べておきますが、今回の3万円の給付が生活の足しになる、助かるという高齢者が数多く存在することは百も承知です。
物価、特に生活に最も必要な食材の値段は高騰を続けています。夕飯の買い物に行って、なるべく抑えて抑えて買い物をしたつもりでも、レジを通ると2,000円、3,000円を超えてしまうことが最近多くあります。そんな中での現金3万円給付は魅力的な面もあるでしょう。
しかし、それが本当に政府の言う一億総活躍社会の実現につながり、個人消費の下支えになるのでしょうか。
今回の給付の一方で、子育て世帯臨時特例給付金は廃止されます。多くの子育て世代の市民から強い反発の声が上がっています。アベノミクスにおける賃金引き上げの恩恵が及びにくい所得の低い高齢者のための手当てと政府は言いますが、アベノミクスは高齢者だけのものではありません。若者や子育て世代にも低所得で生活が苦しい人は多く、なぜ対象が高齢者だけなのかと自民党内からも批
2016年3月定例会 高松市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 賛成討論
議員提出議案第8号高松市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論を行います。
当該議案は、昨年9月定例会において議員提出した議案で、現在、条例で定められている高松市議会議員の費用弁償、1日当たり、距離に応じて6,000円または6,500円、公用車使用の場合3,000円の全ての廃止を求めるものです。
議案は議会運営委員会に付託され、数カ月にわたって議論が続けられました。議論の中で、大学生ぐらいのお子さんを持っている40代ぐらいの人は、今の報酬では金額が多いとは思えない。議員は退職金はない。年金もない。国民健康保険も自分で掛けないといけない。少ない報酬では、若い人たちに議員になろうとする人がいなくなる。人材が育たないなどの意見が相次ぎました。果たしてそうでしょうか。本当に高松市のために働きたい、自分の実現したい政策がある、市民の声をすくい上げたい、そう思うなら、報酬の額は決め手にはならないのではないでしょうか。費用弁償を受け取るなら、そこに使うお金があるならば、実現したい政策のために使うべきと考えるのが