2021年3月定例会 質疑(補正予算)
【太田】市民派改革ネットを代表して、議案第32号令和2年度高松市一般会計補正予算(第12号)中、新型コロナウイルス感染症予防接種事業費2億1,060万7,000円について質疑を行います。 新型コロナウイルス感染症は、本市においてもクラスターが複数発生するなど、いまだ安堵できる状況にはありません。 そんな中、国内でも2021年2月17日から、医療従事者を対象にしたワクチンの先行接種が進められています。本補正予算は、本市におけるワクチン接種に係る予算ですが、ワクチンの供給量やその配付時期について、政府の説明は二転三転し、不安を募らせる市民の方も多くいます。 政府は、接種順位の考え方として、医療従事者・高齢者・高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている人・それ以外の人としています。 医療従事者とは、病院・診療所の医師、職員、薬局の薬剤師及び職員、新型コロナウイルス感染症患者を搬送する救急隊員等、自治体等の新型コロナウイルス感染症対策業務において、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する業務を行う者とされています。 まず、本市消防局の
2021年3月定例会 質疑(一般質問)
【太田】 ここ数年で社会全体に、ヤングケアラーとは、病気や障害を持つ親や祖父母・兄弟等の介護・ケアをしている子供・若者のことという認識が広がり始め、ついに政府も初めてヤングケアラーの全国的な実態調査に乗り出しました。厚生労働省の調査は昨年12月から始まり、全国の公立中学校1,000校と定時制を含む高校350校、及び通信制学校を抽出して行われています。介護や世話が必要な家族がいるかなどについてアンケート調査を行った上で、今年度中に結果を取りまとめ、支援策を検討するとのことです。 この政府の調査に先立ち、私は全ての高松市立小中学校を対象に、独自にアンケート調査を行いました。小中学校ともにヤングケアラーという言葉の概念を知っていると回答したのは約半数でした。政府が調査に乗り出しているにもかかわらず、ヤングケアラーという言葉を知らないと答えた学校が18校もあったことには少々不安を感じます。 また、学校にヤングケアラーだと思われる児童生徒がいるという回答は、小学校で4校、中学校で11校でした。外国にルーツを持つ家庭、精神疾患のある家族、幼い兄弟の世話が主な